耳を塞ぐことなく、自然と周囲の音も聞き取ることができる、ながら聴きイヤホンが話題です。そこで本特集では、オープンイヤーの完全ワイヤレスイヤホンから代表的なモデルをピックアップし、実際の使い心地、音質、音漏れの大きさなどの一斉テストを実施しました。PART 3は1万5千円から2万円未満の価格帯で注目度の高い6モデルのレビューをお届けします。
CONTENTS
・AMBIE「AM-TW02」〜ブリッジ構造を刷新
・ANKER「Soundcore AeroFit 2」〜ハイテク最適フィット
・AVIOT「TE-H1」〜独自のマルチダクト構造
・JBL「SOUNDGEAR SENSE」〜音質よく、漏れ少なし
・SHOKZ「OpenFit Air」〜快適度ナンバーワン
・VICTOR「HA-NP50T」〜普段使いに幅広く
・SPEC
AMBIE「AM-TW02」〜ブリッジ構造を刷新
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オープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホン
AMBIE
「AM-TW02」
¥OPEN(直販サイト価格¥17,000/税込)
「耳を塞がないサウンドイヤーカフ」スタイルの元祖的ブランド、2024年の最新モデル。耳を挟むブリッジ構造を見直して、装着性がより良好に。また、マルチポイント接続にも対応しました。イヤホン全体がシリコン材で包まれています。シリコンに覆われたボタンを指で挟んで押す方式で、誤動作の心配が少ないです。チャートの音質と音漏れの評価が低めなのは筆者の耳の形との相性の悪さもありそうです。このモデルは個人の耳の形による装着位置の少しのズレで、音質、特に音の明瞭さが変わります。
ANKER「Soundcore AeroFit 2」〜ハイテク最適フィット
- オープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホン
ANKER
「Soundcore AeroFit 2」
¥OPEN(直販サイト価格¥16,990/税込)
超極細チタンワイヤー、リキッドシリコン素材の柔軟性でフィット感を確保したうえで、フックを角度調節でき、本体と耳との位置を最適化できます。左右フックを重ねて収納するためケースも小型。アプリ設定による操作割り当ての自由度が高いです。ドライバーは大口径で、低音を盛大に膨らませた音作りは好みがわかれそうですが、アプリで「カスタムEQ」をオンにするだけでフラットに激変。チャートはその状態での評価。音漏れは高域よりもボーカル帯域を中心に漏れやすいです。
AVIOT「TE-H1」〜独自のマルチダクト構造

- オープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホン
AVIOT
「TE-H1」
¥16,940(税込)
フックは標準的な構造ですが、着け外しやすさは優秀。左右フックを重ねる収納方法でケースも小型。技術面では複数のダクトを組み合わせる手法による音質と音漏れの制御が特徴的。オープンイヤーらしい広がりや抜けはありつつ、低音不足は最小限にうまくチューニング。音漏れ評価は音漏れ抑制モード使用時、再生音の高域も抑えられます。アプリでの操作割り当て設定には「操作なし」の選択肢もあり、「シングルタップ=操作なし」にすれば誤動作を抑制できます。
JBL「SOUNDGEAR SENSE」〜音質よく、漏れ少なし
- オープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホン
JBL
「SOUNDGEAR SENSE」
¥OPEN(実勢価格¥16,500前後)
フック自体の柔軟性に加えて2箇所に回転軸を搭載。着け外しのしやすさ、フィット感、音質や音漏れがベストになる装着位置への調整の自由度を確保しています。ただし本体もケースも若干大柄です。アップデートを重ねてきたJBL共通アプリは十分な完成度に達しており、使いやすいです。調整がビシッと決まった際の音質はトップクラス。オープンイヤー型では稀有な、ダイナミック型らしい適度な荒さもうまく生かしての迫力ある音作りが持ち味です。音漏れもバランスよく抑えられています。
SHOKZ「OpenFit Air」〜快適度ナンバーワン
- オープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホン
SHOKZ
「OpenFit Air」
¥19,880(税込)
ニッケルチタン形状記憶合金イヤーフック採用。実際にケースから取り出し、耳に着け、音楽を聴き、耳から外し、ケースに戻すという一連のどの時点においても嫌な引っ掛かりが何もない、その使い心地の圧倒的な快適さはもはや個性といえるレベルです。ケースも左右フックを重ねて収納するタイプでコンパクトだし、カバン等への収まりもよいです。音調はナチュラルで帯域バランスも素直。音漏れもバランスよく抑えられています。強いての弱点はタッチ操作割り当ての自由度の低さでしょうか。
VICTOR「HA-NP50T」〜普段使いに幅広く
- オープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホン
VICTOR
「HA-NP50T」
¥OPEN(実勢価格¥19,800前後)
フックはさほど柔らかくはなく可動機構もないですが、形状が工夫されているのか、着け外しのしやすさは問題ありません。マルチポイント対応、マイクミュートも可能でオンライン会議にも最適。アプリのタッチ操作割り当ての自由度も高いです。逆に音質設定まわりはNORMAL/HIGH/BASSのサウンドモード切り替えのみのシンプル仕様ですが、これはこれで使いやすいです。16.2mmドライバー採用機の中では低音がやや控えめですが、中高域とのバランスが崩れず、まとまりは良好。音漏れ量も平均以下程度です。
SPEC
AMBIE「AM-TW02」
●伝導方式:空気伝導 ●装着方式:イヤーカフ ●通信方式:Bluetooth Ver.5.3 ●対応コーデック:SBC、AAC ●ドライバー:非公開 ●連続再生時間:6時間(ケース込み24時間) ●防水性能:IPX5 ●アプリ:あり ●質量:4.5g(実測値)
ANKER「Soundcore AeroFit 2」
●伝導方式:空気伝導 ●装着方式:耳掛け ●通信方式:Bluetooth Ver.5.4 ●コーデック:SBC、AAC、LDAC ●ドライバー:20×11.5mmダイナミック型 ●連続再生時間:10時間(ケース込み42時間) ●防水性能:IP55 ●アプリ:あり ●質量:10.1g(実測値)
AVIOT「TE-H1」
●伝導方式:空気伝導 ●装着方式:耳掛け ●通信方式:Bluetooth Ver.5.3 ●コーデック:SBC、AAC、LDAC ●ドライバー:14.2mmダイナミック型 ●連続再生時間:12時間(ケース込み42時間) ●防水性能:IPX4 ●アプリ:あり ●質量:7.2g(実測値)
JBL「SOUNDGEAR SENSE」
●伝導方式:空気伝導 ●装着方式:耳掛け ●通信方式:Bluetooth Ver.5.3 ●コーデック:SBC、AAC ※LC3対応予定 ●ドライバー:6.2mmダイナミック型 ●連続再生時間:6時間(ケース込み24時間) ●防水性能:IP54 ●アプリ:あり ●質量:13.1g(実測値)
SHOKZ「OpenFit Air」
●伝導方式:空気伝導 ●装着方式:耳掛け ●通信方式:Bluetooth Ver.5.2 ●コーデック:SBC、AAC ●ドライバー:18×11mmダイナミック型 ●連続再生時間:6時間(ケース込み28時間) ●防水性能:IP54 ●アプリ:あり ●質量:8.8g(実測値)
VICTOR「HA-NP50T」
●伝導方式:空気伝導 ●装着方式:耳掛け ●通信方式:Bluetooth Ver.5.3 ●コーデック:SBC、AAC ●ドライバー:16mmダイナミック型 ●連続再生時間:9.5時間(ケース込み38時間) ●防水性能:IPX4 ●アプリ:あり ●質量:8.0g(実測値)






