耳をふさがないから周囲の音も聴こえる「ながら聴き」にピッタリのオープンイヤー型イヤホン。オーディオレビュアーのねこしさんが、お気に入りモデルを厳選してレビューする新連載「耳をふさがない!今月のながら聴きBEST BUY」。第2回はノイズ低減機能を搭載したShokzの新たなフラグシップモデル「OpenFit Pro」をご紹介します。
CONTENTS
・【イントロ】外の音が聞こえるから「音の取捨選択」の時代へ
・【ブランド/機能性】トップブランドが切り拓くノイズ低減とは?
・【装着性/音質】Dolby Atmosにも対応!驚くほど高域がクリア!
・【まとめ】毎日が忙しいビジネスパーソンに最適です!
・製品プロフィール
【イントロ】外の音が聞こえるから「音の取捨選択」の時代へ
最近は街中でも「ながら聴き」のイヤホンを使っている人を見かける場面が増えましたね。先日新宿に出かけた際の同じ車両内には、5〜6人のながら聴きユーザーがいて驚いた記憶があります。ただ、オープンイヤーだと、外の音や日常のノイズが気になってしまう場面もあるじゃないですか。
なんとそこにノイズ低減機能を搭載した製品が出ました。個人的にこの製品を試していく中で、単に「外の音が聞こえる」段階は終わり、必要な音だけを抽出する「音の取捨選択」の時代が来たんだなと感じました。そんなオープンイヤーのパイオニア、Shokzの最新モデル「OpenFit Pro」を今回はじっくりとレビューしていきます!

- オープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホン
Shokz
OpenFit Pro
¥39,880(税込)

- 黒を基調にしたパッケージは高級感があります。
【ブランド/機能性】トップブランドが切り拓くノイズ低減とは?
昨今、数多くのブランドからオープンイヤー型の製品が登場していますが、その中でも揺るぎない地位を築いているのがShokzです。このブランドは決して流行に乗って現れた新興ブランドではありません。
まだ骨伝導イヤホンという言葉すら一般的ではなかった黎明期から、一貫して「耳を塞がないリスニングスタイル」を追求し、業界を牽引し続けてきた先駆者。その技術力の裏付けとなっているのが、世界で5,000を超えるという膨大な取得済み特許です。長年培われた独自の音響テクノロジーは、現在日本国内におけるオープンイヤー型シェアNo.1という圧倒的な実績に結実しています。
そんなShokzの新製品「OpenFit Pro」は、オープンイヤー型でありながら、「フォーカスモード」と呼ばれるノイズ低減機能を搭載しています。「耳を塞がないのにノイキャン?」という第一印象を持ちながらも半信半疑で使用してみると、これは⋯⋯すごい!電車内の騒音をスピーカーで再現して検証しましたが、耳障りなガヤガヤがスッと消える不思議な感覚。自宅での作業時にはPCのファンの音やタイピング音、窓を開けると聞こえてくる車の音も気にならないほどに。耳を塞がないのに騒音のレベルが一段階下がるんです。

- スマホアプリ「Shokz」を使えば、ノイズ低減機能の調節もできます。
従来のオープンイヤー型でノイズを低減するには、「外音の侵入」と「打ち消し精度の低下」という2つの大きな課題があったそうですが、これに対しShokzはマイク配置の最適化、独自の耳形適応アルゴリズム、高性能スピーカーの開発など膨大なテストを重ねることで、個々の耳の形状に合わせた制御を実現しました。これによって、オープンイヤー型でも周囲のノイズを低減しクリアな音を届けることにつながったそうです。

- イヤホン本体に孔も見えていますが、片耳3基のマイクを備えます。外のノイズをモニタリングするマイクと補助マイクの2基のフィードフォワードマイク、耳の内側でノイズをリアルタイムで正確に予測するフィードバックマイクが1基の構成です。
私は電車内の騒音が苦手で、イヤホンを着けたままで音楽を流さない使い方をしていたのですが、このイヤホンはそういった日常でノイズを低減しながらも周囲の気配をきちんと感じ、動画や音楽といったコンテンツも楽しむことができる理想的なバランスです。
【装着性/音質】Dolby Atmosにも対応!驚くほど高域がクリア!
この製品にはノイズ低減だけに留まらない魅力がまだまだたくさんあります。まず装着性が高いです。まるでマシュマロのように柔らかい素材が耳を優しくホールドしてくれます。クリップ型のようながっしりとした安定感とは異なりますが、長時間使用した際の快適さはピカイチです。また、激しいワークアウト中にも安定した装着性を得られるオプションのサポートアクセサリーが付属しているのも、嬉しいポイントですね。

- 薄型のニッケルチタン合金製イヤーフックを採用するほか、耳の内側に触れる部分には独自シリコンである「Shokz Ultra-Soft Silicone 2.0」を使うことで、柔らかい装着性を実現しています。

- 片耳の重さは実測値で12.5g。
次に音質面です。丸型にすると16.7mmに相当する11mm×20mmの大型ドライバーを2基採用した「同期型デュアルダイアフラムドライバー」を搭載。Shokz SuperBoostTMによる繊細さとパワーを両立したサウンドは、音楽に対する没入感がかなり高めです。ディテール表現も豊かで、音の流れが非常になめらかに感じられました。

- 最大40,000Hzまでの周波数帯域まで対応する対向配置の大型デュアルドライバーを搭載している。
騒音のある環境で使ってみると、iPhoneの音量が6メモリ程度でも十分に音楽や声が届く力強さと、今まで試した同ジャンルの中では驚くほどクリアな高音域には、正直驚かされました。さらにはShokz初となるヘッドトラッキング機能付きのDolby Atmosコンテンツにも対応しています。前後左右の細部までをより深く、そして美しく表現してくれるので、音楽を聴いても映像を観ても満足度が非常に高いと感じました。

- イコライザー機能も搭載し、プリセットされた5つのモードに加えて、2つのカスタムモードを追加できるので、好みの音に近づけることができます。
【まとめ】毎日が忙しいビジネスパーソンに最適です!
さて、今回レビューしたOpenFit Proはお仕事もプライベートもアクティブに楽しみたい方にぴったり。音質と通話性能にこだわったハイエンドモデルです。特に、毎日忙しく働く方にぜひ試していただきたいのが、その優秀な通話性能です。AI最適化による通話音声の明瞭化によって、こちらの声をクリアに届けてくれるので、Web会議や移動中の電話もスムーズ。耳を塞がない軽やかな着け心地のおかげで長時間の打ち合わせでも耳が痛くなりにくく、一日中快適に過ごせます。

- リラックスして使えますね!

- 耳道付近に配置されたノイズリダクションリング付きハイプロファイルマイクにより、より精度の高いノイズ低減を実現。通話時にも声のピックアップや風切り音の対策にも寄与します。
さらにShokzアプリを使えば、EQやノイズ低減レベルの調整などより高度なカスタマイズも自由自在です。「どれを選べばいいか迷ったら、まずはShokz」と自信を持っておすすめできる定番でありながら最先端を感じさせてくれる一台です。ビジネスから趣味の時間まで、あなたの日常をより豊かにそしてスマートに彩ってくれる最高の相棒になってくれますよ。これからのながら聴きの進化にも期待が膨む一台ですね!

- 傾向チャート

- 傾向表
製品プロフィール
オープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホン
Shokz
OpenFit Pro
¥39,880(税込)

- ホワイトカラー

- ブラックカラー
SPEC ●通信方式:Bluetooth 6.1 ●対応コーデック:SBC、AAC ●ドライバー口径:11×20mm(16.7mm丸型スピーカー相当)を2基 ●連続再生時間:最大12時間(ケース込み最大50時間)※フォーカスモード無効時 ●質量:約12.3g(片耳)、約74.7g(ケース部) ●付属品:充電ケース、充電用USB Type-Cケーブル
【執筆者プロフィール】
ねこし
「初めてイヤホンを探す人を沼に引き摺り込みたい♡」をテーマに活動するオーディオレビュアー。イヤホン専門店PRスタッフやメーカー広報・代理店営業を経て、業界10年目を機に現在はフリーランスとして活動している。初心者向けのカジュアルなポータブルオーディオを中心に、モニタースピーカーなどホームオーディオの世界も勉強中。
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