耳をふさがないから周囲の音も聴こえる「ながら聴き」にピッタリのオープンイヤー型イヤホン。オーディオレビュアーのねこしさんが、お気に入りモデルを厳選してレビューする新連載「耳をふさがない!今月のながら聴きBEST BUY」。第3回はAI翻訳を含めた全部入りでコスパの高いAnker「Soundcore C50i」をご紹介します。
CONTENTS
・【デザイン/装着性】軽やか&ボタン操作の安心感。毎日使いにちょうどいい
・【機能】隙のない基本スペックと、遊び心のある「AI翻訳」
・【音質/使い勝手】オープンイヤーの常識を覆す「迫力の重低音」
・【まとめ】「最初の一台」にも「サブの一台」にも
・製品プロフィール
この連載もいよいよ3回目、皆さん「ながら聴き」楽しんでいますか?
私はというと、最近はながら聴きでアニメを観るという使い方が気に入っています!なにかの作業中や待ち時間にも呼びかけに応答できるのに好きなコンテンツを楽しめる。同じ時間を過ごすにも倍のインプットができて凄くお得感がありますよ(笑)。
さて、第1回(Sony)第2回(Shokz)とハイエンド機を紹介してきましたが、今回は「もっと手軽に、でも最新機能を遊び尽くしたい」という欲張りなユーザーにぴったりの一台です。今回ピックアップしたSoundcoreというブランドはAnkerが展開する高品質かつ低価格なオーディオブランドで、ワイヤレスイヤホンをはじめBluetoothスピーカーなども非常に人気がありますね。そんな2026年2月発売の新星、Ankerらしい「全部入り」なのに価格は抑えめな最新モデル「Soundcore C50i」をレビューします。

- オープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホン
Anker
Soundcore C50i
¥12,990(税込)

- パッケージはこんな感じ。
【デザイン/装着性】軽やか&ボタン操作の安心感。毎日使いにちょうどいい
本体部分は片耳約5.5gの軽量設計と、形状記憶チタンワイヤーを採用したブリッジ部分のおかげでフィット感が良好なのが特徴です。第1回で取り上げたLinkBuds Clipは同じクリップ型で外観もよく似ていますがカラーリングも相まってアクセサリー感があり、こちらはスマートなガジェット感がありますね。王道かつ使う人を選ばないこのデザインは、今後多くのブランドが取り入れてくると思います。

- 使う人を選ばない王道デザインのイヤホンです。

- イヤホン片耳の重さは5.5g。
こちらは、タッチセンサーではなく「物理ボタン(ボタンコントロール)」を採用している点にも注目です。髪を触った時や、誤作動しないボタン式は、実は移動中や家事中に一番ストレスが非常に少ないと感じます。毎日使うイヤホンだからこそ、こういった部分の配慮は嬉しいですし、最新のタッチ操作ではなくあえて物理ボタンを選びたい方も多いのではないでしょうか?

- イヤホンの側面にボタンがあります。
【機能】隙のない基本スペックと、遊び心のある「AI翻訳」
肝心の機能面でも日常使いでストレスを感じさせない工夫が詰まっています。Bluetooth 6.0対応で接続が極めてスムーズ。PCとスマホの同時接続もできるためPCでのオンライン打ち合わせからスマホでへの切り替えもシームレス。IP55の防塵防水で雨の日の外出やワークアウトでも安心です。
最大28時間のロングバッテリーを備え、本体の最大再生時間は約7時間と日中つけっぱなしでも十分対応できます。そしてSoundcoreアプリでEQを使って自分好みの音質に変えられる点はもちろん、ボタン操作の割り当て変更など「自分専用」に育てられる楽しさがあるのも嬉しいポイントではないでしょうか。
これだけでも十分満足なのに、さらに一歩先の技術を取り入れていて、実はアプリ内に「AI翻訳」というちょっと珍しい機能が隠れているんです。リスニング翻訳・対話翻訳といったモードがあり、おまけと呼ぶには勿体ないけれど、構えすぎずに使うのがコツな遊び心ある機能です。
海外のYouTube動画を流し聞きする時に補助として使ってみたり、旅行先でのちょっとした安心材料にしたり。実際に使ってみてリアルタイムでアプリに翻訳がされていく様を見るのはシンプルに驚きと最新の技術に触れている感覚が強くてめちゃくちゃ面白いです。

- AI翻訳のアプリ画面。Youtube動画を流し聴きする際に使う「リスニング翻訳」は2026年春に有料化予定です。

- 対話翻訳の画面。テキストで表示されます。
1.3万円という価格で、ここまでできることを詰め込んでくるAnkerらしい多機能さとサービス精神には脱帽ですね!
【音質/使い勝手】オープンイヤーの常識を覆す「迫力の重低音」
個人的にイヤホンで重要視している音質面については「ながら聴きは音が軽い」という先入観を払拭するサウンドに感じました。
12mmのチタンコートを使用したダイナミックドライバーによる音の厚みが魅力的で、うねるような深い低域の部分の表現が非常に上手です。低音が出ている!というよりも、重低音を感じられるといったニュアンスでしょうか。パワフルなサウンドというよりも深みがあります。この低音が「ながら聴き」で体感できるのはありがたいですね。
基準としているiPhoneでの7メモリ程度の音量よりも小さくした場面でもその部分は劣らず、非常によいです。高音域も伸びやかでバランスがよく、パッと聴いても音がいいと感じる方が多いような印象ですね。
【まとめ】「最初の一台」にも「サブの一台」にも
12,990円という価格設定に対する満足度の高さが、これでもかと詰まった製品でしたね。耳を塞がない快適な装着感、確かな重低音、そして未来を感じるAI翻訳。これらが揃ってこの価格というのは、オーディオファンだけでなく、新しいもの好きなガジェット好きの方にも今年ぜひ手に入れて欲しいと思える仕上がりです。

- ケースもミニマルで使う人を選びません。
日用品としての使いやすさを物理ボタンや防水性能で担保しつつ、AIの進化という「面白さ」をしっかり盛り込んでくるあたりに、Ankerらしいサービス精神を感じました。
「ながら聴き」の常識を塗り替える音の深みと、耳元で動く最新テクノロジー。その両方をこの一台で、ぜひ欲張りに楽しんでみてほしい。そう自信を持っておすすめできる、2026年大注目の全部入りモデルでした!

- 傾向チャート

- 傾向表
製品プロフィール
オープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホン
Anker
Soundcore C50i
¥12,990(税込)

- ブラック

- オフホワイト

- ライトパープル
SPEC ●通信方式:Bluetooth 6.0 ●対応コーデック:LDAC、AAC、SBC ●ドライバー口径:12mm ダイナミック型(チタンコート振動板) ●連続再生時間:最大7時間(ケース込み最大28時間) ●質量:約5.5g(片耳)、約44.5g(ケース込み合計) ●付属品:充電ケース、充電用USB Type-C to USB-Aケーブル
【執筆者プロフィール】
ねこし
「初めてイヤホンを探す人を沼に引き摺り込みたい♡」をテーマに活動するオーディオレビュアー。イヤホン専門店PRスタッフやメーカー広報・代理店営業を経て、業界10年目を機に現在はフリーランスとして活動している。初心者向けのカジュアルなポータブルオーディオを中心に、モニタースピーカーなどホームオーディオの世界も勉強中。
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